点線。破線。 

いちサバイバーの思ったこと、考えてることのキロク。

Change.orgでの署名賛同者募集キャンペーン、3つ。


キャンペーン · 性的虐待の時効は大人になるまで停止して下さい。子どもが全国どこでも助けを求められる体制を! · Change.org


上記は期限:2015年1月15日までになりました。



『性的虐待の時効は大人になるまで停止してほしい』要望書賛同者を募るキャンペーン。 - 点線。破線。 こちらで紹介させていただいたモノです。



下記は、田野 淳路さま(@J_Tano)が作ってくださったキャンペーンです。


キャンペーン · 大橋仁氏のセックスワーカー無許可撮影展示について正規の対応を求めます。 · Change.org


SW無許可撮影展示のオハナシ。

公益社団法人日本写真家協会ホームページ 
写真著作権と肖像権
http://www.jps.gr.jp/rights-2/

文化庁 「誰でもできる著作権契約マニュアル」
文化庁 | 著作権 | 「誰でもできる著作権契約マニュアル」

わたしも表現者表現の自由を制限したいなど全く思っていません。

写真って絵画や彫刻よりもダイレクトに、モデル・被写体が必要になる表現方法だと思います。

作品として展示することは表現者の権利ですが、その作品の被写体が人間であるのなら、被写体には表現者の意図を知り、作品がどう扱われるのかを知る権利があると思います。

大橋仁氏のセックスワーカー無許可撮影展示が、たまたま今回とりあげられていますが。

この件をほうっておくことは、写真は暴力でありつづけ、結局は写真家・カメラマンという仕事や、写真作品をも表現者自身が貶めてしまうことにいるのではないのか?と思います。



また、わたし自身、元セックスワーカーです。怖いのは、スマホや携帯電話、デジカメだけではありませんでした。

ネットを利用したSWも存在します。
かつてキャプチャやスクリーンショットなどで無断撮影され、他所で公開された人も居ました。

また虐待・DV等の被害の中でも、写真を無断で撮られ、それをネタに強請られるのは実際に在ることです。




今って誰でも写真を気軽に撮れて、気軽に公開できる時代です。

肖像権・人格権のおはなしもされるようになりましたが、表現の自由著作権の方が肖像権・人格権より優先されがちです。


芸能人などのパブリシティ権に関して一般人には認められない経済的価値があると考えられていることから、訴訟なり何なりの対応がしやすいかと思います。

でも一般人の肖像権・プライバシー権を主張することはまだまだ難しいです。

また、国を超えて法的に争うことはほんとうに難しいと思います。


大橋仁氏のブログ 1月8日 | メッセージも読みました。(FB注意。)

読んだ上で、大橋仁氏個人への糾弾をしたいのではなく、写真美術館、キュレーター、写真家たち。
そして、一般の個人がもつ『表現の自由にまつわるモラル』のお話にまで拡げて、見つめなおしてもらえる機会になると感じ、署名しました。

また、今回の件の実際の被害当事者にあたる「タイのセックスワーカー」に対しては、
ブブ・ド・ラ・マドレーヌさま(@bubu_de_la_ma)が、タイのEmpower Foundationを通して報告をしてくださっています。
経緯→ ブブドラさんのタイセックスワーカー写真問題言及ツイート - Togetterまとめ

追記:大橋仁氏の該当ブログ記事のコメントにあった、大橋氏の別作品についてのインタビューです。
自死遺族の方は閲覧・フラッシュバック注意です・・・。
大橋 仁、人類の明るい繁栄のため全財産をはたいて酒池肉林を撮り収める。 | TOMO KOSUGA - Part 6