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いちサバイバーの思ったこと、考えてることのキロク。

拒食症と過食症

いまさら感がありますが、一応書いておきます。


拒食症(アレノキシア)

食事を摂らない・摂れない。

食べても少量であったり、吐き戻しをしてしまう。
(意図的な場合を「自己誘発嘔吐」と呼んでいます。しない人も居ます。)

噛むだけ噛んで、飲み込まずに吐き捨てる(チューイング)が習慣になっている人も居ます。

食べ物や食べ方のこだわりがある。

著しい偏食。
(例:肉類・炭水化物は摂らない。カロリーを必要以上に気にする。スープのような汁物しか食べようとしない。など。)

下剤・利尿剤の乱用。

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過食症(ブリミア)

食べることをやめたいと思っても食べ続けてしまう。

満腹感がない・あまり感じない。

自己誘発嘔吐をする。(無い人も居ます)

食べ物を飲み込む以外に、噛むだけ噛んで、飲み込まずに吐き捨てる(チューイング)が習慣になっている人も居ます。

下剤・利尿剤の乱用。



どちらの場合であっても、起こりうる問題は以下。

*免疫力の低下によって、他の内科的な病気にかかりやすくなる。

*嘔吐がある人でなくても、虫歯になりやすい。

*低カリウム血症が起きやすい。
このため、高血圧、疲労、筋力低下、神経機能の低下、不安、イライラ、便秘などの症状が出る場合がある。

*下剤やサプリメントなどの乱用で、腎臓機能・肝臓機能の低下を引き起こしやすくなる。

*女性の場合、生理不順になりやすい。
過食症で体重が増えすぎることで生理不順になる場合もあります。拒食症だけの話じゃないですよ。)

*顔などの浮腫みが起きる。
蛋白質不足のためと言われています。
でも、水なら太らないから、と水分を摂り過ぎて浮腫みがおきている場合もあります。

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私の場合、嘔吐ナシの無食欲による拒食症でした。
身長162cm。普段は52~55kgくらいの体型。

そこから、1ヶ月~2ヶ月で32~34kgぐらいしか体重がなかった。

あばら・腰の骨が服の上からでもわかってしまうくらい痩せました。

仕事していたのですが、体のだるさ・寒気が半端じゃなかったです。
真夏でも長袖を着ていました。

貧血もあって、めまい・耳鳴りもありましたね・・・。

でも何故か生理は止まらなかったし、不順にもならなかったので、後から医師や同じ摂食障害を持っている人に「ええ!?」と驚かれました。
大抵、ここまでくると生理止まりますよ・・・。

免疫力低下は酷かったです。突然風邪をひくくらいならまだいいんですけど、なかなか治らない~!

更に、腎臓をやられて腎盂炎になり、泌尿器科にもかかりました。

骨が出っ張ってる部分に、ちょっと何かぶつけると、すぐ青アザ。
腰骨と肩甲骨、肩のあたりはしょっちゅうでした。

医師から「拒食症」と診断されたのは、実質3~4年間でしたが、同時にアルコール依存もあったので、体はボロボロになりました。