点線。破線。 

いちサバイバーの思ったこと、考えてることのキロク。

摂食障害:回復にむけてやってほしいこと

やってほしくないことばかり書いても仕方が無いですので。

「治りたい」と思っている人達に、やってほしいことを書いていきます。


いきなり大前提から入りますが・・・

『意志が弱いから治らない』
『(食べてしまう・吐いてしまうのは)甘えだ』
『どうせ自分は治らない』

まずこの3つの考え方を、捨ててください。

ちなみにこの3つ、アルコール依存や自傷行為も同じです。

わたしが自傷やアルコール依存から抜けた時、同じ症状の人から「私は意志が弱いから・・・」と必ず言われてきました。

意志や根性の問題ではありません。

本人の意志や根性でどうにかなるものなら、人間は誰ひとり風邪をひかないだろうし、ガンにもならないですよ。
病院じたい必要なくなって存在しないでしょうね。

食べられない・食べ過ぎる、という行動は、あくまでも『表面に出てきている問題行動』であり、それを引き起こしている『自分にとってのストレス』を見つけていかない限り、繰り返すだけです。

ストレスとひとことで片付けると、大抵「他の人達も辛い思いをしてストレスを抱えているのに、私は何故耐えられないのか?」と考える人が居ます。

嘔吐する人だと、「食べたいものがあるのに食べられない人が世界にはたくさん居るのに・・・」と言い出す人も居ます。

居ますよ。たくさん。辛い人も食べ物が手に入らない人も。
でも、今、あなたが考えなくてはいけないのは、あなたの体や心、人生のことです。

比較することじたいが、無茶な話です。
地球にいる60億人と自分を、ずっと比較して、マルかバツかをつけて生きていくのですか?

人によって、生きてきた環境も、現在の環境も全く違います。
似ている環境であっても、共通している点があっても、それぞれ皆違います。
あなたにとってどうでもいいことが、他の誰かにとっては物凄いストレスだったりするのです。その逆もあるのです。

あなただけのストレス・あなただけの「摂食障害」を見つめていきましょう。