点線。破線。 

いちサバイバーの思ったこと、考えてることのキロク。

2013/02/03

*無印良品の布団カバーセットにいいね!をしておきながら、実は柄が揃ってなかったから安かったベルメゾンで買ってしまいました。無印さんすいません。
今まで使ってたやつが1つはジッパー崩壊。他は歴代の犬猫様方によってぼろぼろ&色褪せで柄がわからないくらいまできてたので思い切って買った!
布団カバーとかカーテンを買い替えるのって金銭的な決意だけじゃなくて、ここはあたしの場所、の再確認の必要性みたいなのが切羽詰った時。
自分が生きていい空間を自分で作るのが楽しい・嬉しいにリンクしていくのをじわじわ味わっていく。時間をかけて。

 *
解離が酷くなると、時間と空間と自分自身とが繋がらなくなっていく。

時間は例えば2013年の2月某日なのに、あたしの中身が199
0年代に居たりする。

その状態で2013年2月某日にやらなくちゃいけないことをする
、となると、あたしは必死で今、現在の自分が持っている
経験値や
スキルを「これは一体いつ獲得したんだろう?」と戸惑いながらやりこなすしかない。

ここに居るはずが、ここに居ない。

二重にも三重にも重なっている
時間と空間と気持ちをいっぺんに使いながら、
今やること、をやっ
ている自分を後から振り返ると、怖いとも思うし、もう嫌だとも思うし、
時々、ものすごい技を持ってるじゃないかと自分を褒めてあ
げたくもなる。

だけど褒めてあげるのはものすごく難しい。
何よりも先に疲れ切っ
てしまっていてそれどころじゃなくなるから。
 
時々、気持ちが10代くらいの自分にまで戻ってしまって、学校に行かなくちゃと制カバンと
制服を探し始めたりすることがある。


でも部屋そのものが知らない部屋になっているので、どこから探して良いのかわからなくて、混乱が加速する。

今がいつで、今、わたしが生きているのは何歳の自分で、わたしに繋がっているのは誰なのか。

それをたぐりよせるのは、まるで本当なら全くわからないはずの未
来を、
既に知っているものとして引きずり出してくるのは、不思
議な作業だ。

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『新版 生きる勇気と癒す力』 ローラ・デイビス/エレン・バス著 とは

著者はどちらも性被害サバイバーです。日本語版の初版は1997年。
その際も数年にわたり再版希望の声があがり、2007年2月に新装改訂版として
【生きる勇気と癒す力―性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック 】という名で復刻されました。

ですが、2011年現在、その新装改訂版も入手困難・絶版となっています。
アマゾンのマーケットプレイスで1万円を超えます。(定価5500円です)
ただ、この本が心理学・精神医学の分野では有名なので、英文版でことたりてしまっており、日本語の一般書としての認知度が低いという心理学関係者の方からもお話をうかがいました。
(実際、英文のものは今でもアマゾンなどで手に入ります。)

日本語版は、本編だけで約500ページ近く。(索引や巻末資料除く)
そこに、DV・虐待等に関する日本の自助グループ・支援機関・医療機関の情報小冊子がついています。
重版にむけて復刻ドットコム→http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=54176 で投票を募っております。

三一書房の小番さまからのDMでも、ここでの投票も重版するにあたってとても重要ですとのことでした。

どうかご協力をお願いいたします。