これも摂食障害に特化した共通項ではありません。
自傷行為・アルコール依存にもあてはまりますね。
今のままじゃ良くないな、というのは皆、感じていると思います。
ブログなどを巡っていても、「治したい」と書かれていないことって殆ど無い。
治したいはずなのに、回復していっていないのは何故なのか?
キツイ言い方かもしれませんが。
「摂食障害である自分」という現状に麻痺している部分が少なからずあると思います。
私自身の事を振り返ると、自傷行為・アルコール依存はまさに『現状麻痺』でした。
「切るのが当たり前。飲むのが当たり前。私はどうせやってしまうのだから。」という位置にしがみついてました。
回復することは、変化することです。今の自分の状態を手放していくことです。
変わるために一歩踏み出す。これがもう既に怖い。
自分が選んだ「変化への一歩」が間違っていたら、と不安だから。
できることなら誰かにここから救い出して欲しい。
でも、自傷する時に刃物を握っているのは自分自身。
アルコールや食べ物を買ってくるのも自分自身。
自分が変わろうとしなければ、現状のままです。
治したい、もうやめたいと思うなら、まずはじめに自分の現状を知って下さい。
イヤだと思っていることをしているのは、やらせている誰かがいるのではなく、あなた自身です。
まずはそれを受け入れてください。認めて下さい。
ただし、『自分を受け入れること』と、『そういう自分に慣れてしまうこと』は別ですよ。
慣れ切ってしまうと、「ああ、またか。もうしょうがない。わたしはどうせ弱いのだから」という抜け道を作ることばかりに専念しやすくなります。
本当に「しょうがない」のでしょうか?
本当に「今のままでいい」のでしょうか?
自分に問いかけてみてください。