点線。破線。 

いちサバイバーの思ったこと、考えてることのキロク。

【食べたものの記録をつける】

「なんでしちゃいけないの?」と言われそうですが・・・。

では、食べたものを記録している方に聞きます。

何のために、あなたは自分が今日食べたものを記録しているのですか?

悲しいかな、これ、すごく多いんですよね。

日記にも書いていて、かつコミュニティのトピックにまで『今日食べたもの』というのがあったりします。

「今日はこれを美味しいと感じて食べる事が出来た」という嬉しい記録ですか?

それとも「今日はこんなに食べてしまった。このままではダメだ。」といった自分を落ち込ませる記録ですか?

前者の記録ならすごく意味があると思います。

摂食障害の時って、美味しいと感じることが極端に減りますよね。

拒食症でも過食症でも同じだと思います。

摂食障害ここでも書きましたが、『食べること』が楽しいと感じられなくなってしまう状態です。

何故わざわざ楽しめなかった食事のことを記録するのでしょう?

「以前は好きな食べ物だった。今は美味しいと思えないけれど、美味しいと思えるように変われますように。」というような気持ちで書きはじめたはずが、いつのまにか『自分の間違い記録表』みたいになってませんか?

また、他の摂食障害の人と共有している掲示板でだと、「この人はこれだけしか食べてない。なのにわたしはこんなに食べてしまった。」と比較して、自分を追い込むことになっていませんか?

一番してほしくないのは、他の摂食障害の人と食べた量やカロリーについて比較し合うことです。


わたしが無食欲になって入院していた時に、過食嘔吐の人が居ました。
自分がカロリーや食事量に過敏になっている時に、周りの人達の食事が気になって仕方が無いのは分かります。

でもわたしは必死で味を確かめながら食事していたのですが、横から「それ何カロリーあるの?食べたら太るよね?」と延々食事内容について質問。
やった!完食できたー!と思ってたら、また横から「あなたはいいよ。痩せてるから。わたしが食べたら太ってしまう。」と言う。

さすがに参ったので、食事の時間や場所をずらしました。
食べる気がどんどん失せてしまったので。

ここまで直接的ではないにせよ、摂食障害同士で「わたしはこれだけ食べてしまった」「わたしよりマシだよ」というやり取りは不毛としか思えません。

こういった傷の舐め合いは、結局『摂食障害』という位置に長く留まる要因になるのでやめましょう。
自分の為にも、相手の為にも良くないです。