点線。破線。 

いちサバイバーの思ったこと、考えてることのキロク。

Julien Blanc氏へのバッシングについて思ったこと。


キャンペーン · Take Down Julien Blanc and RSD's Seminars and Web content #TakeDownJulienBlanc · Change.org


わたしも上記の”Take Down Julien Blanc and RSD's Seminars and Web content”に賛同しています。

賛同してますが、なんか見つけてしまったTweetを追っていたら、すごーく意図がズレていっている感じがします・・・。

海外のネットユーザと日本のネットユーザの発言内容の温度差がすごいと感じました。




日本のバラエティ番組コメンテーターの発言関連ニュースは読んでもとウンザリするだけなのでスルーしますね(´・ω・`)
(TV見てないからネット上にあがってくる記事をチラ見しただけですが。)



個人的にびっくりしてるのは。 まだ『性犯罪者を日本に入れる入国管理局は何をしてる?!』系の発言があることです。

そして、『入国させるな!』にとどまらず、彼らの居る現在地情報を求めてますというTweetがあるのですが。

(読んでいてぐるぐるしてきたので読むのやめた!)



それ、最優先事項じゃないんだけど・・・。




Julien Blanc氏とRSDメンバーの居場所が判明したからといって、性暴力被害が皆無になるわけじゃありません。

彼らが日本に入国出来なくなったら性暴力が起きなくなるのではありません。

そんな訳ないよね? 

彼らのことを一切知らない人もDV加害者になってたり、DV被害者になっていたりしますよね?

今回はたまたま Julien Blanc氏やRSDのセミナーが取り上げられているだけですよね。



むしろ、被害当事者になった人はどうしたらいいのか。

どこに相談・連絡したらいいのかという情報や、自分が被害当事者にどんなこと出来るのかを考えたり調べたり、情報を集める機会だと思います。


なんだかんだいって、アメリカやカナダ、オーストラリア等には、充分とはいえなくてもワンストップセンターや、Sexual crime(性犯罪)対応のバックボーンがそれなりにあります。

ですが日本は、ここ数年一気に数が増えたとはいえ、対応できる公的機関も点在していて、連携がとれているとはいえないのが現状です。


【加害者に対する私的暴力のおそれ】と何ら代わりの無い状態になっている感がすごくするのはわたしだけでしょうか・・・。

参考 : ミーガン法
ミーガン法のまとめ @ macska dot org


Twitterをはじめて間がないころに、すごく似た内容の事柄で相談(?)をされたことがあります。

町内会か何かにDV加害者だった人が参加しているので追い出したい・どこかにいってもらいたいのでなんとかしてください!というものでした。

・・・いや、それは単にあなたがそのDV加害者だった人を受け付けないというだけであって。
実際に町内会の催し等で元・DV加害者が何かやらかしてるなら、110番してくださいとしか言いようがないです。




そしてセミナー主旨は「男性に自信をもってもらおう」っていうモノだと思います。
(って、Julien Blanc氏がTV出演して言ってた。)

うん。スタートはそこだったんだよね。 それはすごく理解できる。

でも、『誰かを支配することで、自分に自信を持つ』のは、違うよね(´・ω・`) おかしいよね。


日本に限らず。
こういうパワーゲーム的なものに巻き込まれた人に、専門家任せオチはもうやめて、周囲の人が止めに入れる・ケアやサポートにまわれるようになって欲しいなと思いました。