点線。破線。 

いちサバイバーの思ったこと、考えてることのキロク。

医師と薬との付き合い方、その5。

 

主治医とのつきあいかた その1 - 点線。破線。

 なんかこのあたりで書き始めてましたね。忘れてた。

 

昨日クロルプロマジン換算値(CP値)のことを書いたので、ついで。

     参照:クロルプロマジン換算 - Wikipedia

 

減薬したい!と思ってからわたしがやっていたこと思い出し書きします。

 

ただしできる限り薬品名を出しません。

理由は、未だに処方薬の効能説明を読んで、自分の病名を判断する方が後をたたないからですー。

病名は精神科医・心療内科医にしか診断できません!

(カウンセラー・心理療法士には病名診断はできないよー。)

そして10年くらい前は院内処方が殆どでした。

直接薬剤師さんに質問ができる機会が今みたいに多くなかったんです。

かかりつけ医ならぬ、かかりつけ院外処方薬局さん&薬剤師さんの知恵もしっかりお借りしましょうー。

 

 まず大前提。

わたしは自分がラクになるために医師・薬剤師・カウンセラー・薬を『使う』人です。

 

たとえるなら。

骨折したから松葉杖を使う。

松葉杖が要らなくなったら、それまで動かせなかった筋肉を使うようにする。

リハビリの専門家である理学療法士の意見を聞く。

松葉杖・リハビリ・専門知識 = 精神科でいう診察・処方薬だと捉えて居ます。

 

減薬したい!と思ったのは「もう1日にこんなあれこれ飲むのめんどくさい」という理由から。

 

それで、まず処方されてる薬の把握からスタートしました。

今もやってますが、薬を持って帰ってきたら、

『メインの薬』

『頓用(頓服)動悸が酷いとき』

『頓用:フラバが酷いとき』

『頓用:胃薬』 

分類して、薬局でもらってる紙袋を使って「自分の薬入れ」を作っています。

 

 

 

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 写真入りやつは調剤薬局でくれる薬剤情報の紙を切り抜いて貼ってあるだけー。

 おーる0円。(カゴはなんか物置から出てきたやつ)

頓用は主治医から1日の上限量の指示が出ているはずなので、それも書いておきます。

(1回1錠、1日2回までとか。)

 

 じつはこれは祖母と同居していたとき、祖母に勝手に薬を捨てられるという事件が多発したため、「パッと見では精神科の薬とわからないようにする」というしょーもない努力が必要だったのが発端。

 

でもこれをやると必ず「あ。この頓用が余ってる」とかわかるので。次の診察の時にカットしてもらいます。 →さっそく減薬へ。

余りまくるお方は自分にとって要らないお方なので、さようならします。

→ これで「完全に減薬」です。

 頓用から減薬していくのが一番はやいかもしれません。

 

そして本題のメイン減薬。

メインはもうほんとに「最低限のメンバー数の集団」を作るつもりで!

薬の強さはどーでもいいです。自分が困っている症状に使えるお方だけを集めます。

 

そのためには、処方されてる薬を使っていて感じた「メリット」「デメリット」を主治医と一緒に整理していくことになります。

  まず「これは何の効果をねらって処方してるの?」っていう部分を、とことん主治医に聞きましょう。

精神科の薬って、たいてい『不安や緊張した気分をほぐして、気持ちを楽にします。』と薬剤情報に書いてあるんですけども。

うん。それはもうとっても必要なんだけども、どんな感じで効くの?

そして、いろいろ種類があるけど、なんでこれをわたしに処方したの?

そういう部分を主治医に質問しましょう。

 

わたしは狙ってる効能(メリット)よりも、「だるさ」「眠気」「吐き気」といったデメリットがでかい場合、さようならすることが多いです。

薬とはいえ、口から飲み込んだものは胃や腸、肝臓での分解・解毒の過程が必ずあります。

強い薬、短期間でがっつりよく効く薬は、それなりに内臓の皆様にも負担をかけている可能性が高いお方です。痛み止めのロキソニンとかそうですね。

続けて使うと身体が慣れようとします。そうすると、ほんとに効いてくれないと困るときに効かなくなります。

また、内臓への負担が酷い場合、発熱することもあります。もう身体にとって、薬じゃなく毒扱いになってしまってる状態です。

わたしは過去に胃潰瘍・腎炎をやらかしてるので余計に気になる副作用。

 

処方される時の病状によったら仕方がない場合もありますが、自分がその薬を飲んで効いてるなと感じたこと&困ったことは、必ず主治医にフィードバック。

メリットが感じられなくなってきたら、血液検査してもらったり、「生活の中でこういう状態を維持したい」「こういう状態になるのだけは困る」を何度も再確認、整理していきます。

 それを続けていれば「この人はもうさようならしようか。」な薬が絶対出てきます。

→ 待望のメイン減薬。 

たとえば今まで抗うつ剤抗不安剤のミックスで使ってたのが、抗うつ剤オンリーでいいじゃん、になっていったりします。

 

わたしはメインから引退してもらって、頓用になったお方も居ます。

過去にリスパダールという薬を錠剤で処方されていたのですが、わたしにはだるさがパネェ。そして昼に寝ちゃう。(しかも睡眠としての質はよくない。)

でも当時、1日おきに死ぬか死なないかで大騒ぎしちゃう状態だったので、メイン処方でした。朝飲むと昼夜逆転モードにしかならないので、夕方以降にしてください!ていって夕食後とかに飲んでた気がします。

途中からこのお方、液状タイプが出まして。

頓用として液状を処方されてみて感じたのは、「かなり即効。」「身体から抜けてくれるのが早い」でした。錠剤と液状で「効果が出るまでの時間差」「効いてる時間の違い」があるんだーと、しみじみ思ったお方。

もうかなり前から、メインメンバーから外れていただいております。液状を頓用にしてもらってます。

現在、処方されてる頓用としては、わたしにとっては最強のお方なので、ギリギリまで使いません。寝ちゃってもおkな状況で、起きたらすぐ水分を摂れるよう準備してから使うことにしています。

 

あと、現在、わたしは漢方薬を処方されて使っています。(主治医が転勤中に知って戻ってきた。)PTSDのフラッシュバック緩和に効く人は効くらしい。

即効性は、無い!

そして効いてる感も3ヶ月くらいは試してみないとわかりにくいです。

まず便秘がなくなりました。(わたくし幼少期から便秘体質だったので、マジで驚いた。)

そして月経前のうつ状態がゆるくなりました。さらに困るような副作用が今のところ皆無。 1年はもう使っていますが。なんだよ!こんなのあったのかよ!? 

 めんどくさいのは飲む時、むせちゃう時がある。それと2週間分だけでも、ものっすごいかさ高い。

デメリットはそれくらいです。

 

 ほんとに通院が長くなるにつれ、薬飲んで当たり前な生活に慣れます。

でも「あー。めんどくさいなー。」「ほんとにこんなに飲まないとだめなの?」っていう疑問が湧いてきたときがチャンスかと思います。

(そういうことを考えられるようになってきてるんだもん)

 

 調剤薬局の薬剤師さんにもいろいろ教えてもらいましたー。

何の意図があって処方されたのかは主治医に聞くしかないですが、風邪ひいた時とかの飲み合わせなど、薬剤師さんに聞いたりできてありがたい!

「お薬手帳」活用のススメ|処方せんをもらったら|日本調剤