まずは、お約束。
このBlogに書いている入院等の記録は、私個人の視点と体験です。
精神科医療に関する各法律もどんどん変わっていってます。
環境も病院それぞれで違ったりしますし、同じ病院でも院内規則の変更はあります。
そして、私個人は精神科入院を「怖い」「イヤだ」と思ったことがない人です。
「ダメだこいつ」と思った人はブラウザをそっと閉じてください。
わたしは外科・内科系での入院より、精神科入院のほうが体験回数が多いです。期間も長いです。
人生初入院が精神科だったのもあって、外科・内科系に入院すると、あまりにもいたれりつくせりなので、挙動不審な人になってしまいます~。
先日、救急で入院・手術となったのは産婦人科病棟でした。
右卵巣・卵管に腫瘍、骨盤腹膜炎併発だったので。
精神科の入院・治療体験談 3) 病院の種類や、新制度のこと。 - 点線。破線。に書いた分類で言うと「一般病床 」にあたります。
そこで自分の精神科入院体験を思い返していて、根本的に何が違うのかがなんとなくわかったかもしれない~。
まず。精神科病棟では『看護』してもらっていた感覚がほんとに少ない。
入院すると朝10時くらいと夕方3時くらいにバイタルチェックがあります。
体温・血圧・脈拍を測るアレです。
これ、精神科病棟ってすっ飛ばすこと多くね??
下手したら血圧測ってくれないよね?
「ふらつくので血圧もお願いします」て言わないと血圧計持ってこない看護師いるんですけども、なんでそれがまかりとおっているんでしょうか。B病院よ。
朝の起床時間に関しても「??」です。
大部屋(4~6人病床部屋)で、看護師にいきなりドカーン!と音をたててドアを開けられて、ベッドまわりのカーテンも開けられて「起きろ!」て喚かれるのって、精神科だけだよね?!
もうね、これマジで怖いです。フラバ起こしたよ。
今回産婦人科病棟で、これをやられたらどうしようと心配してたんですけども。
もちろん、皆無でございました。(たぶんこっちが当たり前だ。)
ベッド周りのカーテン開けるのも「開けていいですか?」って声かけてくれる。←もうこんなことがわたしには感動でした。
そしてバイタルのときだけじゃなく、頭痛いとか患部の違和感とか、全部ナースコールしてOK。
頭痛いていったら、即、担当医に話がいって薬が出たり診察があったりしました。
ですが、精神科病棟ではほぼ「ありえない」。
あ、そう、で終わる。よっぽどしつこく症状を訴えないとまず放置です。
おかげさまでわたしはナースコールを押すタイミングが未だにどうしてもわからない。
手術跡の抜鈎(ばっこう)後に1cmくらい傷が開いちゃったんです。
で、そこですぐナースコール押せばよかったんですが、押し慣れてなさすぎて、そのまま歩いてナースセンター行っちゃった。
しかも傷おさえたまま、床に落ちた血を全部手持ちの除菌ウエットティッシュで拭いて、アルコールのジェルでさらに拭いて、血液系のゴミ箱に全部捨ててから。
・・・看護師さんに「押して!ナースコール使って!」て言われてしまいました。
(間違いなくナースコールの使い時だった。)
そしてこのブログに検索で「精神科 シーツ交換」でたどり着いてこられた方々。
わたし、精神科では何の疑問もなくシーツ交換してましたけど、一般病床ではありえないことでしたーーーーー。
よく考えたらそうだよね。
体調悪くてどうにもならなくなって入院してきてるのに、看護助手の仕事をやらないといけないのってヘンよね。
なんだろう・・・。
精神科病棟の「看護師と医師で、入院患者を監視・管理する」スタンスって。
医療なの? 看護なの? 収容所なの?
『医療』と『自立を促す』のバランス、おかしくね?
というのが、今回、ひさびさに一般病床に入院したおかげで頭の中でぐるんぐるんしておりました。
精神科に入院している患者だって、人間だっつーの!
おまけ
*医療安全支援センター
精神科の入院や診察などに関する相談・苦情などをうけています。
*精神科医療情報総合サイト e-らぽ~る
精神科医療制度・法律について詳しいサイトです。図解もあります。
pdfファイルが多いのでPCでの閲覧推奨です。