点線。破線。 

いちサバイバーの思ったこと、考えてることのキロク。

虐待の通告について。

この記事の続きです。


私の場合は、大騒ぎしてる真っ只中だったのもあって110番でしたが、児童相談所への通告で充分です。

ただ、地域によって児童相談所の相談窓口が開いている時間などが大きく違います。

社会福祉法人子どもの虐待防止センター(CCAP)
ここのリンクに各都道府県の児童相談所一覧があります。

私の住んでいるところは、これも調べてビックリしたんですが、3つの市の電話相談を1ヶ所でやってます。

でも、その電話が唯一の『虐待110番』として開設されているもので、電話回線も1本しかないので、電話中に別の電話がかかってきたら、もう出られないのだそうです。
なんじゃそりゃ。


私のこの通報、後日談。

実は、全然別のことで、その家の子どもと話す機会がありました。

「うちの家の親はキレやすい人」という認識で、親がキレてくるからそれに答えてキレ返してるだけだそうです。

家の中は投げ合いをしたお皿の破片とか洗濯物が散乱してましたが、もうそれが日常だし、また親がギャーギャー言ってきたら、言い返せばいいんだそうです。

ヤバイ感じがものすごくしましたが(機能不全家族的な意味で)、そのうち家を出ればいいから、だそうです。

学校の担任からも「家族関係が荒れているのは以前から知っていたが、目立ったケガや、食事を与えられていないというようなことはなさそうなので、虐待ではないという見解」と、児童相談所に報告があったとのことです。


まぁ本人が困ってないのが現状なので、こういう結末です。
ハイ。


【余談】

当時、わたしがかかっていたカウンセラーが、いじめ・虐待に関する問題を児童相談所や学校関係に教育する立場にいた人だというのがカウンセリング中にわかり、事情を詳しく説明して欲しいといわれて、既に説明済みです。

私「虐待の相談って、なんで親に対する窓口ばっかりなんでしょうね。自分が虐待してるかもって気付く親の方が少ないでしょ。」

S先生「子どもが『虐待されてます!』って相談してきても、自相の人は『子どもが言うことだから』としか捉えない事が多いからだと思う。」

私「何だよ~。子どもは嘘つき呼ばわりかよ~。もうちょっと子どもが言うことも信用しようよ。やだなぁ・・・。」

S先生「『子どものいうことだから・・・』っていう風潮が変わっていかないとね。」


・・・などと、子どもに人権はあるのか?な話をよくしてました。
(自分のカウンセリングに集中しろって感じですね。スイマセン。)

S先生は今はスクールカウンセラーとして、地域で講演もされてます。
S先生、がんばってくださいね~。


文部科学省 スクールカウンセリングについてのページ