点線。破線。 

いちサバイバーの思ったこと、考えてることのキロク。

【下剤・ダイエット食品・サプリメントなどの乱用】

これがもうほんとにすごく多かった。しかもやめさせようがない。

体に害があると言い切れないモノも多々あるからです。


栄養機能食品 保健機能食品のようなものでも、一日に服用して良い量が決まっています。

それにあてはまらない一般食品(いわゆる健康食品)も
  1. 1日当たりの摂取目安量
  2. 通常の形態及び方法によって摂取されないものにあっては摂取の方法
  3. 摂取をする上での注意事項
  4. バランスの取れた食生活の普及啓発する文面「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」の記載
この4点についての記載があるはずです。

記載がなかったり、効能効果の表示が許されていないにもかかわらずデカデカと効能を謳っているものは論外です。


過剰摂取の何が怖いのかと言うと、肝機能に影響があることです。
肝臓は摂取したものの解毒を行っている内臓です。

処方された薬であれ、健康食品であれ、必ずここを通ります。

お恥ずかしい話ですが、一時期、わたしは薬の大量服薬をしていました。
ICUに放り込まれて「ご家族を呼んで下さい」をやっちゃったんです。
で、この時に肝機能低下で発熱してえらい目にあいました。
(自業自得ですが)

お酒に強かったのもあって(ザルでした)、舐めてかかってました。


後に、友人のひとりが自殺しました。

彼は拒食症・過食嘔吐を繰り返しており、かつ同時に下剤、サプリメント、処方薬の乱用も酷かった。

他の友人達とともに、何とかしてやめさせようと躍起になりましたが、無理でした。

多分、本人は死ぬつもりはなかったんだと思います。

いつものように痩せたくて、食べたものを吐いて、下剤を飲んで、ダイエットサプリメントを飲んで、処方薬を飲んで眠っただけだったんでしょう。

でも身長178cm、体重40kg弱の体では、あの大量の薬剤・サプリメントは分解や解毒のしようがなかったのだと思います。

そのまま帰らぬ人となりました。

そのこともあって、私は知り合う摂食障害の人達には、サプリメントが必ずしも体に良いとは限らないということだけは忘れないで欲しいと伝えています。

例えば、増血剤は吸収がよくなるようにビタミン剤をいっしょに処方されたりします。
でも、あくまで『補助』なんですよ。
サプリメントは本物の食べ物には、かなわないんです。