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いちサバイバーの思ったこと、考えてることのキロク。

医者と薬との付き合い方 その3

 

 

 

 

えーと。医者と薬との付き合い方、その3です。

 

薬物依存になるのでは? 薬漬けにされてしまうのでは?という不安があって、通院をスタート出来ない方。

 

これが「通院が怖い」理由のNO.1じゃないかなと勝手に思ってます。

 

以前も書いたように、処方薬が自分の症状に合うかどうかを見るのに最低2週間。

 

それから、細かい日常生活の中での「困った事」について、診察で主治医に話していくこといなるのですが、同時に、そこで処方薬も変化していきます。

 

ただし。
診察の時に、「今週はどうでしたか?」と医師に聞かれて、毎回「しんどいです。」だけしか言ってない。
これを数ヶ月続けちゃっている場合。

 

医師にしてみれば「この薬を処方してるけど、それでもまだ耐え難いほどのしんどさなのか。それなら薬を増やすしかない」になります。

 

すごく真っ当な対応だと思いませんか? 

だってそのしんどさを何とかするために薬を処方してくれてるだけだもの。

 

 

 

じゃあ、どうすればバカスカ薬が増えずに済むのか?

 

『自分観察日記』をつけるのをおすすめします。

 

もしそれがどうにもじゃまくさいなら、せめて診察時に

 

  • 【どういうふうにしんどかったのか?】
  • 【薬を飲み始めて、どういうところが良くなった気がするか?】

 

最低でもこの2点を、医師にちゃんと話しましょう。

 

具体例を書きますね。

眠れない、ということで通院をはじめて、睡眠薬をもらいはじめたとします。

 

でも、その眠れないっていうのは

  • 『寝つきが悪い』のか。
  • 『寝付けるけど、2~3時間で目が覚めてしまう』のか。
  • 『眠気が全然来ない』のか。


    眠れない、の一言の中に、少なくとも3つのケースが出てきましたよね。

 

もうこれだけで、医師も、処方も、きめ細かい対応ができます。

 

寝つきが悪いのなら、睡眠導入剤を出されるでしょう。

短時間で起きてしまうのなら、睡眠が持続するタイプの薬になるでしょう。

眠気が来ないなら、導入剤+持続タイプをあわせて処方になるでしょう。

 

一応医師もちゃんと質問してくれるでしょうが、質問してくれるのを待っててもしょうがない。

自分から言いましょう。

 

自分の体のことです。自分の心のことです。自分の生活のことです。

24時間、365日、あなたをみているのは、あなたです。

医者じゃありません。

 

 

わたしは先日も書いたように、自分が何を言いたいのかわからなくなる人間なので。
それで『自分観察日記』をつけていました。(今もやってます。)

 

過呼吸の発作はどういうときに起きてるか?

猛烈に死にたくなるのはどういうときか?

3行メモみたいな日記でも、それなりに日数分がたまると、「あ、わたしはこういうときにこうなるんだな」ってのが見えてきます。

 

あと、今、たまたま睡眠薬について書いたので、補足。

 

よく寝付けないからと睡眠薬とお酒を一緒に飲んでいる方がいます。

経験からいうと、余計に『眠れない』まんまが続きますよ。

わたしがアルコール依存になった原因のひとつは、それです。

 

抗鬱剤だけでなく睡眠薬もアルコールはご法度です。

今は薬局で薬を渡される時に、一緒に薬剤情報ももらえると思います。

そこに書いてありますが、アルコールは薬の効果をなくしたり、逆に効きすぎる状態にしてしまうので、絶対にNGです。

 

ほんとに薬ナシで眠りたいのなら、眠れるようになるまでお酒は封印してください。