【満ちることのない満足感】
これは満腹感と繋がっていると思いますが、もっと根深いものです。
【自分がキライ(自分に自信が無い)】 にも書いたのですが、
何かが足りない感じがする。満たされない感じがする。不安である。
そこから、何かで自分を安心させたい・満たされたい為に、体重の数字や食べ物で穴を埋めようとします。
「お腹がすいているから食べる」ではなく、落ち着かないので「とりあえず」食べる。
繰り返すうちに食べずにおれなくなる=過食・むちゃ食いに。
食べ物のことが頭を離れない状態が怖くなる=嘔吐・チューイング・拒食へ。
はじめは拒食症だったのに、次は過食症になったという話を聞きますが、それは全然不思議なことじゃないと思います。
「食べる」という1つの振り子があったとして、その振り切れた両端をそれぞれ「拒食」「過食」と言っているだけなんです。
小さい揺れ幅でバランスをとれているのか、それとも大きな幅でゆれているのか。
この振り子や満ちない満足感は、自傷行為・アルコール依存にも共通します。
もっと言えば、パニック障害にも鬱病にも共通していると思います。
さらに奥深く繋がっているのは【自己評価の低さ(自分に自信が無い)】。
そして何より【自分という人間が生きていく】ということに対する否定や不安があると思います。
振り子をぶら下げている支点が、自分の場合、どうなっているのか?
どういった状態で、どういった問題を抱えているのか?
そして何故、自分の振り子は大きく揺れ続けているのか?
それを見つめなおして受け入れる事が、回復への一歩だと思います。